◆中島 潔 (なかじまきよし) 1943年(昭和18年)、満州(奉天)生まれ。高校卒業後、伊豆下田の金鉱で 温泉掘りとして働きながら、絵を独学する。 その後、上京して広告の世界に入り、アートディレクターとして、数多くの賞を受賞。 数年前より、フリーランスとして、絵画活動に入る。 絵本等の創作活動で高い評価を受けながら、1982年(昭和57年)NHK「みんなのうた」の中の 『かんかんからす』のイメージ画で一躍脚光を浴びる。 その年、初の個展を開き、その後も全国で立て続けに開催し、いずれも記録的な入場者を集め、 《風の画家・中島潔》ブームを巻き起こした。 翌年の昭和58年5月に大阪で「夢もよう展」を開催し、そこで新境地の女性画を多数発表、 『新日本画』という新たな評価を得る。 いまや、その女性画は江戸の歌麿、明治の清方、大正の歌麿、と続く、 美人画の歴史に新たなページを刻むものとして、大きな期待を集めている。