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サインの説明
この度はアート静美洞にお越しいただきまして誠にありがとうございます。こちらのページでは絵画に入れられているサインにつきましてご説明させていただきます。ヤフーオークションへお戻りの際は、画面左上のHOMEボタンよりお戻りください。


オリジナル版画には必ずアーティスト本人が直接署名するのが世界の慣習になっています。この慣習は、15世紀終わり頃、シンボルやイニシャルを組み合わせたモノグラムを版画に組み込んだのがその始まりで、その後、略記号を手書きで表記するようになりました。そして、版画協会ができた後の19世紀末頃から、 版画の余白にアーティスト自身が直接署名する形式が広まりました。
今では作品の価値に大きく影響する非常に大事なものとなっています。

サインは多くの場合画面右下余白の部分に入れられます。
また、サインに用いる筆記用具は通常黒の鉛筆ですが、サインの場所と同様に必ずしも統一されているわけではありません。 ラッセンやシムシメールのキャンバス上に刷った版画や 天野喜孝のシバクロームの作品、アイベンアールの作品では金ペンがよく用いられます。ピカソのリトグラフ作品では赤鉛筆で署名したものもあります。インクを使うアーティストもいますが、長い年月とともに退色してしまうので、鉛筆や金ペンが用いられるのでしょう。

また、東山魁夷や平山郁夫といった日本画作家の作品には直筆サインの代わりに朱文方印(落款)が作品余白、もしくはシート(絵の部分)上に押されているものがあります。

オリジナル版画以外の版画にもサインがある場合があります。
例えば、エスタンプやエステートなどです。本人ではなく、遺族がサインを施したものを遺族サイン、刷り師のものを刷り師サイン、原画そのものにされていたサインをそのまま版画に刷られたものを版上サインと呼びます。


エディションについての説明

エディションナンバー解説
エデイションナンバー入りの版画は限定制作の美術品です.版の耐久力、芸術性の保持から見て、限定枚数は500〜600枚が限度とされています。刷り上がったうち、作家自らが一枚一枚を吟味。納得のいくものだけが選ばれ、通常、画面の左下の余白に限定番号が入れられます.
たとえば20/300(エデイション300部のうちの20番目)のように、版画作品の限定総部数分母、作品番号を分子として記入します。なお、若い限定番号を望むことは、それほど意味のあるのことではありません。*ローマ数字で書かれている作品もあります。(下記参照)
A.P&E.A共に作家保存用ですが市場に出る場合もあります。限定番号入り EDの作品と同じ価格で芸術的価値もおなじです。
サインは今日、多くの場合、作家の自筆サインは画面の右下の余白にいれられますが、この習慣が始まったのは19世紀ごろと言われます。同じ作家でも年代によってサインが変化する場合もあり、その姿を追っていくのも興味深いものです。なお、サインと限定番号のほとんどが鉛筆で記入されますが、その理由はインクは年月を経ると槌色しやすいためです。
又、作家の自筆サインでない場合もあります。これはほとんど作者がお亡くなりになられた場合で、その家族や著作権所有者、版元の摺師等様々です。
E.D=Edition Number (英語) エデイション・ナンバー 全摺り数
H.C=Hors Commerce(フランス) オース・コマース 非商業品(あるいは、非売品)
E.A=epreuve d'artiste(フランス) エプルーヴ・ダルティスト 作家保存用
A.P=Artist's Proof (英語) アーティスト・プルーフ 作家保存用



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