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技法についての説明
この度はアート静美洞にお越しいただきまして誠にありがとうございます。こちらのページでは絵画の技法につきましてご説明させていただきます。
油彩画 水彩画 日本画
シルクスクリーン リトグラフ ジクレー セリグラフ ミクストメディア コロタイプ 木版画
オフセットによる複製 立体複製画 手彩色 彩美版 FMスクリーン 拓本

●油彩画

油絵具を用いる制作の手法。
油絵具は高い透明性を示し、粘稠度が高いことから透明感と光沢のある画面が特徴です。
油絵具が遅乾性であることから良く探究された精緻な階調の絵画も多い。


●水彩画

水彩絵具で描かれた絵画のこと。
水彩絵具には、透明水彩絵具(ウォーターカラー)と不透明水彩絵具(ガッシュ[1])とに分類される。
美術作品においては、透明水彩の絵具で描かれたもののみを指すことが多い。


●日本画

膠絵具(ディステンパー)で描いた日本の絵画を指す。
定義があいまいなまま使われることも多く、その境界を定めることが可能な画学知識として体系化されていない。
日本画の制作には様々な種類の岩絵具を主として若干の有機色料を併せ用いる。


●シルクスクリーン

版の孔(穴)を通して、インクを下に押し出し刷り取る方法です。
金属や木製の枠に張られたシルク(絹、テトロン、ナイロンなど)の細かい布目に、インクが通る部分と通らない部分を作って版にする。この版の上にインクをのせ、版の下に置いた紙に刷る。
色ごとにインクを何層にも重ねるので、きめの細かさと奥行きが生まれる。
インクののりにムラがなく発色が良いのが特徴です。
1つの色に1枚の版が必要になりますので、24色ですと24枚の版を制作します。


●リトグラフ(平板)

版の表面は平らなまま、インクののる部分とのらない部分を作って転写する方法です。
版上に専用の油性クレヨンや解き墨などで描画後、薬品を使って表面を化学変化させ、水と油の反発作用を利用して、図柄だけにインクがのるようにして、プレス機にかけて紙に刷ります。
版材には、石灰石、(石版)などもいられていましたが、近年は扱いやすいアルミ板を使うことが多いです。
描く素材の筆やペン、クレヨンのタッチが生かされ、素描と識別しにくいが、表面は平らでマットな感じ。


●ジクレー
原画の画像をコンピューターでデジタル情報に変換し、特殊なプリンターで版画用紙やキャンバスに微細なインク小滴を噴霧する、比較的新しいアートプリント技法です。
微細な噴霧により微妙な連続階調を表現することが可能など、オリジナルに対しての再現性の高さが特徴です。

●エッチング(凹版)
版上に溝を彫り、そこにインクを詰めて紙をのせ、圧力をかけてインクを刷り取る方法です。版材には主に銅が用いられます。銅版の表面をニードルなどで描画し、その部分だけを酸によって腐食させて溝を作ります。
プレス機で圧力をかけてできるプレートマーク(銅版のヘリの跡)が、銅版画の識別ポイントです。

●セリグラフ
セリグラフとは、細かい織り目をもつ素材、絹、ナイロン、テトロンを木や金属の枠に張り、インクか絵具を 版の下に浸透させ直接印刷する技法です。この技法は、難しいテクニックや複雑な材質を必要とせず、どんな型紙からでも多色多様に製作できます。別名シルクスクリ−ンともいいます。

セリグラフ (Serigraph )という語源は、ラテン語のSeri=「シルク(絹)」、ギリシャ語のGrapos=「描く」より 由来しており、有史以前からスペイン、フランスピレネ−地方を中心に用いられていた古い技法で すが、 今世紀に入り様々な技術革新により急速に普及してきた技法です。1907年、イギリス、マン チェスタ− のサニュエル・シモンがシルクスクリ−ン印刷の特許を取得し、1914年にはアメリカ、ジョン・ ピルスワ− スが多色刷に成功しました。その後一つの型紙からスピ−ディ−で効果的に印刷できるこの技法は、多く の芸術家や職人に用いられています。

●岩絵の具方式
岩絵具方式複製画は、美術印刷された紙上に、特殊な加工を施します。
岩絵具・胡粉などの質感・感触がそのまま生かされ、日本画の風合いが忠実に再現することができる技法です。
表面に粉上のものがつきますので多少凸凹しております

●ミクストメディア
 2種類以上の技法をあわせたものです。
ミックスドメディアとも呼ばれています。
例えば、シルクスクリーン+ジクレーなどがあります

●ダイヤモンドスクリーン (ダイヤモンドスクリーニング)
 極小の点をランダムに点在させ、その密度により濃淡を表現する技法です。

通常の印刷では、色の濃淡は規則的に並んだ網点の大きさによって表現していますが、ダイヤモンド・スクリーニングの網点は、大きさは一定(約20ミクロンの極小点)ですがランダムに点在しており、その分布密度により濃淡が表現できます。
網点自体が非常に小さいので、肉眼では印刷のスクリーン目が見えず、より本物に近い仕上がりが得られます。

●コロタイプ
コロタイプは、美しいガラスの板を原板に使用することから、日本では玻璃版などとも呼ばれていました。製版、印刷とともに大変手間ひまのかかる技術ですが、素晴らしい表現が可能です。
連続階調によるなめらかで深みのある質感、また和紙や特殊なインキによる強い耐久性等、表現力と科学性を持っていて、他の印刷技術の追随を許さぬ独自の美しさが特徴です。
しかし残念ながら、このフランス生まれのコロタイプ印刷では、単色(モノクロ)表現が限界でした。試行錯誤の歳月をかけて、単色の限界を、多色刷(カラーコロタイプ)へと広げる開発研究に成功しました。
この新技術修得によって、 微妙な色彩変化や筆力の忠実な表現を必要とする、文化財の再現に大きく貢献してきました。

【特徴】
●網点が無く連続階調によって表現されるため、色彩の微妙なニュアンスや筆線の繊細さが原本同様に再現される。
●耐久性が極めて高いインキは、他の版式に比して格段に固くそれだけ顔料比率が高く堅牢であり、永久保存には最も適している。
●原寸大で撮影されたネガを、直接オリジナル原板とするため原本の持つ正確な データを再現することができる。
●平面であればほとんどの物に適合し、特漉の堅牢な和紙や・布・板等に印刷適性を持つ。

●木版画(凸板)
絵柄のみを残し、それ以外の部分を取り去って版を作り、そこにインクをのせて写し取る方法です。
版は主に木で作られており、摺り師が1枚ずつ丁寧に製作いたします。

●立体複製画
 複製画の表面に凹凸つけたもので、原画や油絵の風合いが表現されています。
特殊ゲル加工を施したのものなどがあります。

●オフセットによる複製
 高精度な印刷機械と印刷技術で、原画を忠実に再現した複製画です。

●手彩色
 版画など刷ったものに、後から直接筆などで色をつけたものです。

●彩美版
 画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された新時代の画期的な技法による複製画です。最新のデジタル画像処理技術と高精度プリントにより、原画の持つ微妙なニュアンスや作家の筆遣いといった絵の鼓動までもが表現されております。
「彩美版」は共同印刷株式会社の登録商標です。

●FMスクリーン
 一般の複製画(オフセット印刷)が175線で製作されている対し、FMスクリーン方式では特別な印刷技術・印刷機械・特殊インクを試用し、通常の2倍、約400線で製作します。原画の持つ質感・色彩を極限まで忠実に再現するトップクラスの印刷技法です。

●拓本
 石版や石碑などに墨などを塗って魚拓のようにしえ和紙などに文字を写し取る技法です。


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