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天野和敏『おとしものをさがして』

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技法(種別)  
ジクレー
 
額装サイズ
32×26cm

絵サイズ
22×16cm


[補足説明]
限定100部 新品 額付 作者直筆サイン入り
 
販売価格 4,400円(税込)

[作品のお問い合わせ]
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◎ こびとの森 ◎

「夏の終わりを楽しむ」

お姫さま、いかがお過ごしでしょう?
8月の終わり、まだまだ暑い日が続きそうですね。
今年の夏は、いかがでしょう?
夏ならでは、夏でなくては味わえないものを味わって楽しんでいますか?

夏にやっておきたいこと、夏にやり残していることがあれば、まだ暑くて夏らしい日が続いているうちに、やっておきましょう。それが今回、私がお姫さまに申し上げたいことでございます。

私は一年中、どの季節も好きですが、その中でも特に好きなのが夏です。
どこにいても聞こえてくるセミの声に耳を傾けていることが大好きです。

今年、7月のある日の早朝5時過ぎ。ちょうど空が明るくなり始めた頃にセミの第一声を耳にしました。そんな時には夏が来たことを実感し、嬉しくなるのは毎年のことでございます。
夏の始まりを告げるセミの声も好きですし、夏の終わりを告げるセミの声も、どこか寂しさはございますが、とても趣があって大好きです。

夏には気温が高くなるものの、日照時間が長くなり、外で活動できる時間が長くなるところも気に入っています。

夏をいかに楽しむか。
夏の空・夏の暑さ・夏の涼しさ・夏の色・夏の形・夏の香り・夏の場所・夏の音・夏の感触・夏の心地良さ・夏の痛み・夏のかゆみ・夏の味・夏の光・夏の静けさ・夏の賑わい・夏のお休み・夏の思い出など、思いつくままに並べた言葉ですが、そんな言葉からお姫さまなら、どんなことを思い浮かべることでしょう。

お姫さま、ここで、もう一度思い出していただきたいことがございます。
それは前回、差し上げたお便りにも書きましたが、小さなことでも楽しんでやろうという気持ちでございます。夏のためだけに必要なものではございませんが、この”小さなことを楽しむ”ということは、幸せとも関係のあるとても大切な”技術”です。

そのような方がいらっしゃるとは思えませんけれども、もし、食べ物に砂糖をかけようと塩をかけようと、食べられれば何だっていいと言ってしまえば、どうでしょうか。

あるいはニンジンだろうとカボチャだろうと、お腹に入れば何でも同じだというのでは寂しくはないでしょうか。
もしそうなら、満腹になるという喜びは得られたとしても、味を楽しむことはできないでしょう。
もし、あらゆる物事に対して、そのような感覚で接していれば、人生で味わえる楽しみの多くを手放すようになってしまうことでしょう。

冬になって葉が全て枯れ落ちてしまった木に、春になって花がいっぱいに咲いたのに、その違いを喜べないとしたなら、それは木に魅力が足りなかったのではなく、鑑賞者に木の魅力を受け止める為の感受性が不足していたということになるのです。

そこからわかることは、人生を楽しむにおいて非常に大切なのは感受性だということではないでしょうか。
わずかな違いを楽しめる人であれば、大きな違いは、さらに大きな楽しみとなることでしょう。

もちろん楽しむ為にはタイミングや準備も非常に大切な要素です。
食事を例にとれば、満腹では、どんなごちそうも美味しく感じられません。
そうかと言って、あまりに空腹であっては、空腹を満たすのが先に立ってしまって、わずかな味の違いを楽しむ余裕は生まれないかもしれないのです。

どうでしょう、お姫さま。
わずかな違いを感知する為の準備、そして、わずかな違いを感知できる感受性を持つことが人生を楽しむ上で大切だと思いませんか?

私は日々、表情を変えていく自然や、人々の暮らしに寄り添って、人々との関わりを満喫する為に、わざわざ、いろいろな仕事をする人間でございます。

海に魚を獲りに行きますし、山に木を切りにも行きます。人々の家に品物を配達してまわることもしますし、作物を作ることに精を出すことも、必要と思い従事しているのでございます。ですから、今後いつでも、お姫さまがご希望であれば、私の見つけた様々な自然の魅力や人の魅力をお話致しましょう。

ではお姫さま、そんなことを考えながら、この夏を振り返ってみて、やり残していることがあれば、少しの勇気と、お金と、時間を注いでやってみてはいかがでしょうか。

お姫さま、この後も楽しく過ごしてまいりましょう。

■ 天野 和敏(あまの・かずとし)■
1969年 9月27日、静岡県藤枝市に生まれる。
1987年 洋画研究所に通い、本格的に絵を習い始める。
1990年 日本デザイナー学院(東京)卒業。
1995年 アトリエ・サン・クルーにて初個展。
1996年 由美画廊にて個展。
1998年 GALLERY 55を開廊する。
2001年 静岡グランシップ「アートフェスティバル静岡」に出店。
2002年 「ART PARADISE」発行開始。

2003年 「GALLERY 55」の名称を「天和美術館」に変更する。
   天和美術館第一回常設展開催。
2004年 天和美術館をホームページ上での運営に切り換える。
2005年 芸術世紀フェスティバル2005に「ねずみ」を出品、優秀賞を受賞する。

 『こびとの森』とは
「こびとの森」とは、天野和敏がその妻と二人で創作している物語です。
「こびとの森」には天上の世界からやってきた幼い天使のこびとちゃんたちが登場します。
天使たちの姿は人の目には見えませんが、神様の願いを受けて、いつも私たち人間が幸せになる方向へと
導くお手伝いをしているのです。



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