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◆ パウル・クレー（Paul Klee）◆
1879　12月18日、スイスのベルン郊外で生まれる。
1898　画家を志望し、美術学校入学のためにハインリヒ・クニルの画塾で人体素描などを学ぶ。
1900　ミュンヘンの美術学校へ入学し、象徴主義の大家フランツ・フォン・シュトゥックの指導を受けるが、
　　　　翌年、通学を辞め、イタリアを旅して、古典美術に親しむ。
1903　主に銅版画の制作を行う。
1911　カンディンスキーと出会い、ドローネの作品に好印象を持ち、『青騎士展』に参加。
1914　チュニジアを旅し、イスラム世界の豊穣な色彩に強い印象を受ける。
　　　　この前後、色彩家としての実力を飛躍的に伸ばす。
1916　召集されドイツ陸軍に入隊。転属が続き、17年には会計局務めとなり、事務室で絵を描きはじめる。
1919　終戦し除隊。
1921　ヴァイマルの総合芸術学校バウハウスで教鞭を取る。
1923　バウハウス展に出品。
1931　バウハウスを辞任し、デュッセルドルフ芸術アカデミーの教授となる。
1933　美術学校から解雇の通知が届き、ドイツよりスイスのベルンへと逃れる。
　　　　晩年の病の最初の兆候が現れる。
1936　タラスプで転地療養する。病気により制作量が激減する。
1937　制作作品数が爆発的に増加。晩年の様式が始まる。
　　　　「頽廃美術展」に作品が展示され、また国内各地の美術館所蔵のクレーの作品が大量に押収される。
1939　この年に1253点の制作を記録（生涯の制作点数は約9600点）。
1940　6月24日、ロカルノ近郊のサンタニェーゼ療養院で逝去、享年60歳。

2005　6月、故郷ベルンに彼の偉業を集大成した「ツェントルム・パウル・クレー」がオープン。

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