天野和敏『餌台』を特別価格で販売致します【アート静美洞】 | ||||||||||||||||
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天野和敏『餌台』 |
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■お姫さまへの手紙■
〜次のお休みの日には、どんな楽しいことが待っているのだろうかと、わくわくすることを忘れてしまった時のお姫さまへ〜 お姫さま、いかがお過ごしでしょう。 今回は、お姫さまの日常に、もっと自然の生き物の暮らしを感じられるようにするための工夫について、お伝え致しましょう。どうかお付き合い下さい。 今回お姫さまにおすすめしたいのは野鳥の姿を楽しむための「餌台」を設置することです。 「餌台」というのは、その名の通り餌を置く台のことです。お屋敷の庭などに設置した餌台に果実や穀物、植物の種などを置くことによって、 それらの餌を食べに来る野鳥を見て楽しめるというわけです。 餌台は木で作るのが一般的なようですが、私の経験によりますと、風雨にさらされることから石で作ったものの方が丈夫で長持ちします。 ただし、自然に溶け込むという点においては木製の方が優れているのかもしれません。 餌台を設置して長く楽しむコツは、餌台を自然に溶け込ませることに尽きます。 たとえば、たくさんの野鳥に来て欲しくて大量の餌を置くことはおすすめできません。なぜなら、餌が余って古くなってしまったり、 糞で餌台が汚れたりすることが野鳥の病気の原因になることがあるからです。 また、一度に多くの種類の野鳥が集まり過ぎて、鳥同士で喧嘩になったり、普段と違う食事を繰り返すことにより栄養のバランスが崩れるなど、 生態系にも影響を与えてしまう危険性があります。 理想的なのは、それが餌台なのか、わからない程度に活用することでしょう。 そのようにして、お姫さまのお屋敷の窓やベランダなどから野鳥の姿が見られるのは、とても幸せなことではないでしょうか。ベランダでのんびりと、くつろぎながら野鳥を観察できるのは嬉しいものです。 お姫さま、餌台の形も無限にデザインできます。餌台の形そのものが彫刻作品であるかのように設置するのが私からのおすすめです。私は、これまでに、たくさんの餌台をデザインしてきました。 機会があれば、それらの餌台のデザイン画をお見せ致しましょう。ただ単に見た目の違いだけではなく、餌台の形によって、鳥の様々な姿を観察できるのです。もちろん、 世界のあちらこちらに私のデザインした餌台がございますから、現地に足をお運びいただければ、各地の素晴らしい鳥たちの姿を目にすることができることでしょう。 餌台のオーナーたちはみな、自分のお屋敷にやってくる鳥たちのことが自慢ですから快く見せてくれることでしょう。 それでは、お姫さま、美しい餌台を設置なさって下さい。そして鳥たちの美しい声、美しい姿を楽しみましょう。 ■ 天野 和敏(あまの・かずとし)■ 1969年 9月27日、静岡県藤枝市に生まれる。 1987年 洋画研究所に通い、本格的に絵を習い始める。 1990年 日本デザイナー学院(東京)卒業。 1995年 アトリエ・サン・クルーにて初個展。 1996年 由美画廊にて個展。 1998年 GALLERY 55を開廊する。 2001年 静岡グランシップ「アートフェスティバル静岡」に出店。 2002年 「ART PARADISE」発行開始。 2003年 「GALLERY 55」の名称を「天和美術館」に変更する。 天和美術館第一回常設展開催。 2004年 天和美術館をホームページ上での運営に切り換える。 2005年 芸術世紀フェスティバル2005に「ねずみ」を出品、優秀賞を受賞する。 |
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