歌川広重『石部(目川の里)』を特別価格で販売致します【アート静美洞】 | ||||||||||||||||||||
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歌川広重『石部(目川の里)』 |
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52・石部(目川の里)
海道は平坦な路が続く。水口から石部宿まで9.3里。この間に広重の描いた「目川里」がある。ここは菜飯と田楽が有名で、その店「伊勢屋」を描いたのが、この絵である。春の景色らしく、遠く見える山、三上山も春霞の彼方に薄鼠に眠っているように、おだやかである。海道には伊勢参りの連中のさんざめきが賑やかである。この一群の人物の描写が実に巧みで、名物店の前の旅情を表現して遺憾がない。旅人達には一切構わずに行く、二人の荷を背負った農夫の姿が、また得もいわれない村落の情趣となっている。 石部の宿は、画題にも乏しかったので、広重は、この目川の里を描いたのであろうが、石部で思い出されるのは、浄瑠璃や歌舞伎でも知られた「お半長右衛門」の心中話である。二人の馴れ初めはこの石部の宿であったし、「伊勢まいり石部で堅い仲となり」の川柳もある。それを考えてか、広重は「隷書東海道」で旅篭屋の図を描いて、保永堂版の「赤坂」とはまら別な味わいを見せている。また石部には道中薬として和中散を売る是斎という店があった。 |
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