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歌川広重『関(本陣早立)』

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画像2   
技法(種別)  
木版画 
額装サイズ
44×37cm
絵サイズ
30×19cm
新品 額付 用紙:越前生漉奉書・手摺り 復刻版
 
店頭価格 15,750円(税込)
販売価格 8,400円(税込)

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48・関(本陣早立)
 亀山を出て街道は鈴鹿峠へ向かう。その麓にある宿場が関で、亀山から6里。ここで伊賀・大和へ向かう伊賀路と分かれ、また京都から伊勢参宮をする街道もここを通る。古くは、逢坂・関・不破の関とともに、ここは鈴鹿の関があって、これを三関といって有名であった。その関所の遺跡もあり、この地名となったのである。鈴鹿峠にかかる手前の宿場で、宿場女郎や飯盛女も多く、かなり繁栄を見せていたらしい。

 広重の絵は「本陣早立」とあって、本陣から未明の早立をする大名の一行の慌ただしさを描いた図である。本陣は大名の泊まる旅館で、その宿場は最も格式の高い旅館であった。大名の泊まる日は、玄関に定紋の幕を張り、提灯をかかげ、本陣の主人は袴姿で宿外れまで出迎える。こうした本陣の有様、出立前のざわめきを、この絵はよく描いている。玄関にいる袴姿の男は本陣の主人であろう。すでに大名の乗る駕篭は玄関口に置かれている。供廻りの仲間や侍は早、旅装を整えて待っている。空はまだ暗い。

 この絵の幔幕の定紋は、広重の父の実家の姓、田中の二字を図案化して大名の紋として描いたという説がある。また玄関に下がっている木札に、当時坂本という店から巷間に売り出されていた化粧品「顔の薬仙女香」「しらが薬美女香」の名を記して、画中宣伝をしているのも、いかにも庶民の絵としての面白さである。





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