歌川広重『庄野(白雨)』を特別価格で販売致します【アート静美洞】 | ||||||||||||||||||||
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歌川広重『庄野(白雨)』 |
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46・庄野(白雨)
石薬師から3里で庄野の宿であるが、ここを描いて、広重は一代の傑作を残している。保永堂版東海道全五十五枚中、蒲原の「夜の雪」、庄野の「白雨」、そして次の亀山の「雪晴」の三図は役物と称して傑作とされているが、その内でも、この庄野の図は最傑作で、独り保永堂のみでなく、広重全作品中で最高の作品となっている。 ひたひたと坂路を走り、上下する人々の足音と、藪をざわめかしてはサアッと降る夕立の音、しぶき、緊張した筆でよくこの調子と動きを描くつくして、見るものの、耳に眼に、充分感じさせている。ことに、風に向かっている二人の姿の力ある筆には驚嘆せずにはいられない。斜めに走る坂道の草色は、えもいわれない版画の味で、また鼠色を基調とする全幅を、きっかりと区切ってこの画面を引きしめている。絵はどこまでも情趣に生きていて、決して感傷に堕してはいない。しかも奔放で健全で粗野でなく厚みもある。まさに広重一代の傑作である。 この絵で傘に「竹のうち」「五十三次」の文字のないもの、雨脚、竹藪の摺や人物、地面の色彩などにいろいろ変わったものがあるが、それらはいずれも悪版である。 |
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