歌川広重『四日市(三重川)』を特別価格で販売致します【アート静美洞】 | ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ▲戻る トップページ > 木版画 > 歌川広重 | ||||||||||||||||||||
|
歌川広重『四日市(三重川)』 |
|
|
44・四日市(三重川)
桑名から四日市まで12.8里。現在工業都市として発展しているが、その昔は参宮道の港町で三滝川の河口、四の日に六斎市がたったので、この名があった。広重の画題「三重川」は、この三滝川のことである。しかし広重の絵は、特に四日市にこだわらない純粋な風景画といってよく、しかも画集中でも準役物ともいうべき佳作である。 この絵は「風」の絵である。広重には風のある風景を描いた作は外にもあるが、これが最も優れている。伊勢湾への川口付近、一面の芦萩は風になびき、渡し場と思われる土手と板橋に二人の旅人がいるが、一人は風に笠を飛ばされ、一人は合羽にふくらむ風で歩きもならず、たたずんでいる。その風の強さを見せているのが、中央の柳の枝である。この情感を助けているのが、芦の彼方の漁家と帆檣、そして手前の捨小舟である。この絵の一文字の色が風の日を象徴している。 この絵の板橋の上の旅人の風に吹かれる合羽に裾に、ぼかしのあるのとないのがあるが、ぼかしのある方が本当である。 |
| [ HeRO Skin Ver 0.12 ] |
