歌川広重『興津(興津川)』を特別価格で販売致します【アート静美洞】 | ||||||||||||||||||||
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歌川広重『興津(興津川)』 |
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18・興津(興津川)
薩多峠を下ると街道はまた平坦となって海沿いの明るい光りに暖かい。由井(由比)から十一.三粁、興津宿(従来の解説書で興の字を奥と読むのは誤読である)である。絵は興津川を渡る力士の旅を描いている。川口から駿河湾の静かな海上を見せて、いかにものどかな旅情を見せている。しかも、画題はユーモラスで、力士の姿は馬からはみ出ているし、四人の駕篭かきは力士の重さに足元も、よろめいている。広重の、この五十五枚の続絵の内で旅の厳しさ、悲しさ、面白さ、そしておかしさを取り交ぜて単調さを救っている。この興津川にしても、今日では一瞬の内に列車が通り過ぎる場所であるが、昔の旅にはこうしたのどかな風情もある。 興津には有名な清見寺があり、古くは清見カ関のあったところである。画題は「興津川」で、画題印が白抜きでない。なお、力士の渡河の図は「東海道名所図会」の安倍川の図に描かれている。おそらく広重はここからヒントを得たと思われる。 |
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