歌川広重『由井(薩多嶺)』を特別価格で販売致します【アート静美洞】 | ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ▲戻る トップページ > 木版画 > 歌川広重 | ||||||||||||||||||||
|
歌川広重『由井(薩多嶺)』 |
|
|
17・由井(薩多嶺)
蒲原をすぎると山は海に近くせまる。この海が清見潟である。古くは海の干潮の時に海岸ずたいに通った危険なところであったが、明暦元年九月に朝鮮から使節がきた時、山を切り開いて街道を通した。これが薩多峠であり、東海一の難所であった。しかし、ここの眺めは、「此所富士山鮮やかに見えて、東海道第一の風景なるべし」と名所記のもある通り、ひろびろと開けた駿河湾、沼津から続く曲汀の眼をみはらす景色であったろう。広重の絵でも、左での峠道の断崖の上からこわごわとこの絶景を眺めている旅人を描いている。 この絵は明るく晴々とした気分の絵として佳作である。構図もよく、近景の岩の上の二本の松がきいている。左に高く、右は海上の真帆がこれをうけ、中央に富士山となっている。また色彩も左手の断崖と近景の岩が濃く、大きく海の藍が開け、富士の白さが中心になっていて配色も爽やかである。画題は「薩多嶺」である。この絵は売れ行きがよかったらしく、異版が出来ていて、海上の船を欠いたり、岩の色を簡略したものもある。 |
| [ HeRO Skin Ver 0.12 ] |
