歌川広重『川崎(六合渡舟)』を特別価格で販売致します【アート静美洞】 | ||||||||||||||||||||
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歌川広重『川崎(六合渡舟)』 |
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3・川崎(六合渡舟)
品川から十粁で川崎の宿に達する。絵はこの宿に入る手前の六郷川の渡しが描かれている。漸く東海道もここへきて野趣豊かとなる。前景は六郷川、今、渡し舟が旅人を乗せて対岸へ向かっている。対岸は川崎宿、右手に遠く富士山が見える。川の藍と遠景の濃い色彩が画面を引き立てている。この絵では、渡し舟と対岸に舟を待つ人物が描かれているが、この描写が見事である。一点のすき間もない簡略な、それでいて雰囲気をかもし出す筆致は広重独特のものである。竿をつっぱった船頭の描写が特に巧みである。画題は「六郷渡舟」である。六郷川は、多摩川の下流の別称で、多摩川が荏原六郷を流れる時にこの名となる。もと東海道にはここに橋があったが、武田信玄の率いる甲州勢が攻めよせた時、北条方がここの橋を焼き落として甲州勢をせき止めた。その後、徳川家康の時代に橋は復元されたが、元禄年間の洪水に流失し、以後は橋渡しになったという。現在はこの川が東京都と神奈川県との境となっている。この渡しを描いた作では、鳥居清長に有名な美人画の傑作がある。 この図にも異版があって、対岸にある筏の上の人物がなくなり、船頭の姿なども変わっている。また富士山を欠くのもある。 |
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