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歌川広重  『箱根(湖水図)』

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画像2   
【技法(種別)】
木版画 

【表装サイズ】
56×109cm

【絵寸法】
35×23cm

【補足説明】
表装済 桐箱 *作品は未使用ですが、経年しておりますので、多少の古さが目立ちます。予めご了承くださいませ。
 
店頭価格 168,000円(税込)
販売価格 47,250円(税込)

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 商品解説・作家略歴
◆歌川 広重(Hiroshige Utagawa)◆
1797 寛政九年、江戸・八代洲河岸火消屋敷の同心、安藤源衛右門の子として誕生。
    幼名・徳太郎の後、重右衛門、又は、徳兵衛とも称す。
1811 15歳の頃、歌川豊国の門に入ろうとしたが、門生満員で拒絶され、歌川豊廣に入門する。
1812 「歌川廣重」の名を与えられる。
1830 「一幽斎廣重」と改め、花鳥を描いていたが、豊廣の死後、風景画を主に制作した。
1832 「一立齋」と号を改める。
    幕府の行列に加わり、上洛する機会を得て、翌年、『東海道五十三次絵』が誕生する。
1858 安政5年9月6日、疫病(コレラ)により逝去、享年65歳。


◎箱根(湖水図)◎
小田原を過ぎるといよいよ箱根八里の添加の嶮へかかる。芦ノ湖畔の箱根町まで十六粁。海道一の難所であることはよく知られている。羊腸の山路、亭亭の松並木。旅人は馬の背や駕篭で、また草鞋の足も重く登っていく。そして芦ノ湖畔へ達する。一望にひらける芦ノ湖、遠く富士の白雪、右手に駒ヶ岳、神山、左手に双子山、その裾を街道が通っている。「湖水図」と題されたこの絵は配色の特異さで仏蘭西の印象派に影響を与えたといわれている。その配色の特徴は中央にそそり立つ駒ヶ岳らしい山肌に示されている色彩を用いた絵はない。それだけに広重の絵五十五枚の東海道絵中これだけの思いきった山岳描写と色彩を用いた絵はない。それだけに広重の絵としては特異である。構図的にもすばらしさを見せて、左手に深く沈んだ芦ノ湖の水面、遠山の上に富士が見える。これに対して、右手の峨峨たる重畳の山々、箱根を登りきって箱根町へ下りる道を大名の行列が下がっている姿だけが唯一つの動きとなっている。

 小田原から箱根までの間に、俗に箱根七湯と呼ばれる、湯本・塔ノ沢・堂ヶ島・宮の下・底倉・木賀・芦ノ湯の温泉の行列があり、古くから今日まで繁栄を見せている。また芦の湖畔には箱根神社があり、宿場町には本陣、脇本陣の外、旅宿が多かった。元来、箱根越えには足柄峠を通る道と芦の湖畔を通るのと二つの道があったが、江戸幕府は元和四年後者を本道と定め、江戸の入り口ともいうべきここに有名な関所を設けて通行人を取り調べた。ここを通行するのには手形必要とし、特に「入り鉄砲に出女」といって、銃器が江戸へ入ること、江戸に人質として置かれた大名の妻女の脱出、また女人に託しての密書の防牒のために厳重に改めが行われた。




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