十三仏
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十三佛(不動明王・釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩・地蔵菩薩・弥勒菩薩・薬師如来・観世音菩薩・勢至菩薩・阿弥陀如来・阿?如来・大日如来・虚空蔵菩薩)が描かれています。 仏画としてお掛けになる掛軸です。
釈迦如来を中心に、初七日がら三十三回忌まで十三回の追善供養を司る十三の仏を十三仏と呼びます。 諸仏の徳と慈愛にあふれる御姿が、それぞれの仏事を浄福の境地へと導いてくれます。
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●不動明王 |
不動明王は大日如来のお使いで、右手に魔障を打ち砕く剣、左手に悪を縛る縄を持って仏法を守護します。 |
●釈迦如来 |
釈迦(釈尊)は仏教の開祖。二十九歳で出家し、修行の末に悟Dを得、人々を幸福へ導く法をひらきました。 |
●文珠菩薩 |
文珠菩薩は釈迦如来の西方に侍し、知恵と徳を司る。入々に悟り深い日常を授けてくださいます。 |
●普賢菩薩 |
普賢菩薩は釈迦如来の東方に侍し、慈悲門を司り、理知第一でもあります。長寿にもご利益あり。 |
●地蔵菩薩 |
地蔵菩薩は釈尊の入滅後、弥勒菩薩がこの世に現れるまでの間、人々を救済し幸せをもたらします。 |
●弥勒菩薩 |
弥勒菩薩は釈尊の弟子で未来の悟り、平安を約束する未来仏です。その名を唱λる人はあらゆる罪が許されます。 |
●薬師如来 |
薬師如来には病気がら救ってくださる功徳、健康を守ってくださる功徳(衆患悉除)とが備わっています。 |
●観世音菩薩 |
観世音菩薩は三十三身に変化し、自在な観音力を発揮して、人々の悩みを晴らし願いを叶えてくださいます。 |
●勢至菩薩 |
勢至菩薩は浄土三尊の一尊で、知恵の光で現世を照らし人々を迷いや苦しみから救い浄福を授けます。 |
●阿弥陀如来 |
阿弥陀如来は「無量」という意味で、その知恵、慈愛ともに、限Dなく人々に注がれ至福へと導きます。 |
●阿閃如来 |
阿閃如来は不動の菩提心を司る。厳しい修行で得た徳により、無病息災をお授けくださいます。 |
●大日如来 |
大日如来は大光明遍照と呼ぼれ、その偉大なる知恵の光は昼夜の別なく人々を照らし繁栄をもたらします。 |
●虚空蔵菩薩 |
虚空蔵とは無尽の宝庫のこと。無口の褐徳、知恵を備えるとともに、人々のいかなる願いも満たしてくださいます。 |
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◆千手観音菩薩 (注:十三仏の場合は入りません) |
千手観音は一名大悲観音といって、千本の手をもっているはずであるが、多くの場合四十本であらわしています。これはそれぞれの手が二十五の役割を成し、二十五願の迷いの世界を代表させて、四十本で一千の迷界を超脱することをあらわしております。 千手観世音菩薩は、千手千眼と称し、あらゆる災難と苦難から人々を救済するもので、不変の慈悲で安らぎをもたらします。 |